平成15年10月 鯱・鬼瓦制作

ページ番号1005206  更新日 平成30年3月28日

印刷 大きな文字で印刷

三階櫓・辰巳櫓の鯱と鬼瓦は滋賀県大津市の鯱、鬼瓦の専門工房で作られています。三階櫓3匹、辰巳櫓2匹の鯱と鬼瓦をひとつひとつ丁寧に手作りで作成しております。鯱の出来上がりは高さと重さはそれぞれ110センチメートル、110キログラムです。また鯱5匹と大棟の鬼瓦5つには「道学共創」「長久安全」など10種類の願文がひとつずつきざんであります。この願文は新発田藩の歴代藩主が使っていた言葉などから新発田市がさらに繁栄することを願って決定されました。

写真:鯱制作1

鯱は土が乾燥するまでの間、そり具合が変らないように斜めの台にのせて乾燥させます。


写真:鯱制作2

鯱の一対。上が口のあいている阿(雄)。下が口の閉じている吽(雌)。


写真:鯱制作3
鯱の正面
写真1
鬼瓦

三階櫓・辰巳櫓の鯱と鬼瓦の願文

三階櫓
種類 願文 願文にこめられた願い
道学共創(どうがくきょうそう) 新発田藩の藩校道学堂の精神を市民とともに創りあげる
鬼瓦 凛乎不朽(りんこふきゅう) 勢いの凛々しいさまは、いつまでも朽ちず後世まで長く残る
(溝口直諒「報国説」から)
大地悠久(だいちゆうきゅう) 豊かな大地のみのり
鬼瓦 世世進展(せいせいしんてん) 将来にわたって進歩発展する
萬民安康(ばんみんあんこう) すべての人がやすらかに健やかにくらす
鬼瓦 長久安全(ちょうきゅうあんぜん) 溝口直諒「報国説」から
辰巳櫓
種類 願文 願文にこめられた願い
陰徳陽報(いんとくようほう) 人知れず善行を積むものは幸福を報い授かる
(「淮南子人間訓」から)
鬼瓦 誠実公正(せいじつこうせい) 真心があって真面目、私心がなくて正しい
(丹羽悳「積善堂」塾則から)
克己復礼(こっきふくれい) 自分の欲望を克服して、人間生活の基本である礼の道に立ちかえる
(論語「顔淵」から)
鬼瓦 至誠一心(しせいいっしん) 真心は一つの心(溝口直諒「報国説」から)

写真2

写真3

より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。

このページに問題点はありましたか?(複数回答可)

このページに関するお問い合わせ

文化行政課文化行政係
〒959-2323 新潟県新発田市乙次281番地2 豊浦庁舎1階
電話番号:0254-22-9534 ファクス番号:0254-26-3755
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。