「禁煙」で豊かな生活を

禁煙効果

その1　健康寿命が延びる！

たばこの煙には、約5,300種類の化学物質が含まれています。また、これらの物質には、発がん性があると報告される物質も約70種類存在しています。

がんや脳卒中、虚血性心疾患、2型糖尿病、歯周病など多くの病気がたばこと科学的に因果関係があると推定されています。

これらの多くの病気は、死に至るものも少なくなく、また、合併症や後遺症を引き起こしやすいため、要介護生活の原因ともなっています。

その2　年間で約18万円が貯まる！

たばこの購入で、年間約18万円が煙となって消えています！（加熱式たばこを含むたばこ主要55銘柄の1本当たりの平均から算出）

1日20本のたばこを止めた場合、年間で約18万円、5年間で約90万円、10年で180万円の貯金ができます！
溜まったお金で、学費、旅行、ショッピング…大型家電や自動車だって夢じゃありません！

たばこを吸っているあなた！
改正健康増進法が全面施行され、喫煙者にとっては過酷な環境になる今がお金を貯めるチャンスです！

その3　肌の調子が良くなる！

喫煙者に特有のスモーカーズフェイス（しみ、くすみ、深いしわ、血色が悪い、歯の変色などで実際の年齢よりも老けて見えます。）から解放されます。

スモーカーズフェイスは、たばこを吸うことで、肌に良いビタミンCが過剰に消費されたり、タールによる黒ずみや皮膚の血行障害が起こり、肌の張りが失われることが原因であると科学的に実証されています。

たばこをやめて、お顔の老化にストップをかけませんか。

その4　食べ物が美味しくなる！

たばこを吸うと、味覚を感じる舌の味蕾（みらい）細胞が悪影響を受け、味覚が鈍くなります。特に薄い味を感じ取りにくくなります。

たばこを止めると、味蕾細胞が復活し、本来の味覚が取り戻せて、食べ物本来の美味しさを味わうことができます。
薄味の料理も美味しく感じ取れるようになるので、健康に不可欠な減塩にもつながります！

その5　息切れしにくくなります！

喫煙は、咳、痰、喘鳴（ぜんめい）、息切れなど成人の主な呼吸器症状を引き起こす原因となっています。

たばこを止めることで、呼吸がすっきりとします。

禁煙効果は他にもたくさんあります!

周りの人からたばこ臭くないと喜ばれる
朝の気持ち悪さがなくなる
口の中がすっきりした　　　　などなど

禁煙のウソ？ホント？

たばこを止めると必ず太るの？

たばこを止めて味覚や胃腸の調子が改善されると、つい食べ過ぎてしまったり、口寂しさから甘い菓子を口にしてしまいがちです。禁煙後の食生活が以前と変わらなければ、極端に太ることはありません。
また、通常おこる2～4Kgの体重増加では、太ったことが健康に与えるダメージより、禁煙による健康へのプラス効果のほうが大きいです。

でも、余り太りすぎるのも要注意です。
禁煙と合わせて、減塩、野菜たっぷりのバランス食にもチャレンジしてはいかがでしょうか。

禁煙三日坊主は意志が弱いから？

たばこを止めるには、まず、たばこを吸っている本人が「たばこを止める」という決心をすることが必要です。
しかし、禁煙が三日坊主になってしまうのは、必ずしも、意志が弱いからだけではありません。

たばこの主成分であるニコチンには、からだに入れ続けることでやめることができなくなってしまう性質があり、これを「依存症」といいます。いわゆる「分かっちゃいるけど止められない」という状態です。
ニコチンのほかに、アルコール、麻薬、覚せい剤、危険ドラッグなどにも「依存性」があります。
ニコチンに依存してしまうと、脳内のニコチンが少なくなったときに物足りない寂しい感覚を覚えます。その不快感を解消するために、またニコチンを体内に取り入れようとしてしまい、止められなくなってしまうのです。

上手に、無理なく禁煙を始めたいときは、禁煙外来を受診するのも一つの方法です。

＜依存性とは＞ある物質を体内に入れる続けることでやめることができなくなってしまう性質です。
ニコチンのほかに、アルコール、麻薬、覚せい剤、危険ドラッグなどにも依存性があります。

禁煙を成功させるために、たばこの本数を少しずつ減らす？

禁煙は、決めた禁煙開始日から突然0本にするのが正解です。

空腹時に食べ物を摂るといつもよりとても美味しく感じるのと同じように、たばこの本数を減らして脳内のニコチンが少なくなっているときにニコチンを取り込むと、ニコチン減少によるイライラなどが解消され、とても大きな満足感が得られるために、ますますたばこを吸いたくなります。
禁煙を成功させるには、たばこの本数を減らしたり、軽いたばこに切り替えることなく、0本から始めましょう。