木のはなし(2)

ページ番号1001604  更新日 平成30年11月16日

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「広報しばた」2015年5月1日号掲載

前回に引き続き「木のはなし」です。林教授によれば、最大の誤解は「木を伐ることは環境破壊」ということ。むしろ、地球環境や人類生存のために、木を伐って使わなければならないと言っています。

地球上の二酸化炭素の濃度を下げる最も効果的な方法は、植物の光合成を利用して『固定化』することだそうです。植物は二酸化炭素を酸素に変え、炭素は植物そのものに形を変える。植物には草本と木本があり、草本の米や芋は、私たちが食べて二酸化炭素として体から出ます。一方の木本は、炭素を『固定化』したままです。若いうちは頑張って炭素を貯留しますが、ある程度の歳になるとその機能が頭打ちになるそうです。そこで、木を伐ってやることで余裕ができ、森林は再び二酸化炭素を吸収できるようになる。たとえ多く伐っても植林すれば、再固定化機能を発揮することになります。

おまけの話として、人間の18%は炭素からできています。火葬されると、二酸化炭素となって空中に舞い、なんと1リットルに約8万8千個存在するそうです。よくお年寄りから「ご先祖様が見守ってくれている」と聞かされましたが、ある意味納得できます。国産材や地元産がなぜよいか、それは私たちの炭素『ご先祖様』が入っている量が多いからです。炭素『人』は、死んで空気中に飛散し、光合成によって炭素『植物』に生まれ変わり、穀物となって動物に変わったり、木材のように長く固定化したり、まさに、炭素は輪廻転生していると言っているのです。

人類どころか、炭素の循環によって、生きとし生けるものは全て繋がっている。まさに「木は偉い、凄い、深い」とあらためて感じ入りました。

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