名誉市民 天田昭次先生逝く

ページ番号1001619  更新日 平成30年3月29日

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「広報しばた」2013年8月1日号掲載

写真:天田昭次先生

新発田市名誉市民であり、人間国宝の刀匠 天田昭次先生が6月26日に85歳でご逝去されました。日本刀の最高賞である正宗賞を3度も受賞するなど、まさに日本刀に一生を捧げた人生と申せましょう。

私が初めてお会いしたのは、議員協議会でご講演いただいたときです。「妖艶(ようえん)なほど美しい」と評される刀を打つ名匠とのこと、どんなにか厳しい方かと想像しておりました。しかし、お会いしてみれば実に柔和で温厚、まさに良寛様を彷彿(ほうふつ)させるお人柄で、私は瞬時に魅入られました。刀を鍛えることは同時に自分自身を鍛えること。ひと槌ひと槌鍛えることで邪心が消えた末の柔和さなのかもしれません。

講演では、鎌倉時代に作刀技術がピークに達したとのこと、鉄中の不純物が刃紋に現れることなど話されましたが、「刀と砥ぎ」の話に最も感動しました。「刀と砥石」は「市と議会」の関係に似ています。人を魅了してやまない輝きを放つ刀になるかどうかは、最後の砥ぎで決まる。執行部に対する議会の役割の重要さに鑑(かんが)み、議員時代は議会改革に励んだことが思い出されます。

天田先生は当市にも多大な貢献をいただきました。そこで、8月5日、天田先生のご偉業とご遺徳を偲ぶお別れの会を執り行い、併せて先生の作品を多くの方に鑑賞していただきたく遺作展を開催します。世にふたつとない名品とともに、「一途さ」という先生の生き様に思いを致し、私たち新発田市民の心の宝物として語り継ぎたいものです。

お盆が間近です。先祖の供養はもちろん、天田先生を偲んで瞑目(めいもく)心静かにお盆を過ごしたいと思います。

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