早春譜

ページ番号1001622  更新日 平成30年11月16日

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「広報しばた」2013年5月1日号掲載

五月。連休に大峰山に登れば、萌え立つ緑、遅咲きの山桜の向こうには、水田が光る鏡のように広がっています。この早春の光景、空気感が何とも好ましい。

子どもの頃は「田植え休み」があり、私も手伝いました。ズボンを足に巻き上げ、ワラで縛って裸足で田んぼに入る。「にゅう」とした感覚と土の温もり、今でもはっきりと足が覚えています。秋になれば「夜なべ」といって脱穀の手伝い。これは稲屑でひりひりしたことを、首筋が覚えています。「結貸(えいが)し」という仕組みがあって、集落の田植えは皆が助けに来てくれて一斉にやり、終われば助けに来てくれた人の田植えに「結済(えいな)す」に行ったものです。まさに親子・家族・親戚・近所・地域、皆で助け合っていた「協働社会」であり、私は子ども心に家族の一員として、確かな居場所を感じていました。近頃は希薄になったという「協働社会」の温もりをもう一度、取り戻したいものです。

それと手伝い。「子どもの仕事は勉強」という人がいますが、そうでしょうか。自然の中で仲間と遊んだり、家の手伝いをしたり、そして学んだり、そんな楽しくも懐かしい思い出が子どもたちを豊かに育むものではないでしょうか。

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