「摩訶不思議」

ページ番号1006310  更新日 平成30年11月16日

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「広報しばた」2018年3月1日号掲載

 世の中には「摩訶不思議」なことがありますが、その最たるものは男女の縁でしょう。その摩訶不思議なご縁のお導きで、長男の縁談がまとまりました。婿に行くことになりましたので、少し複雑な心境ですが、素晴らしい女性と出会えたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。ですから稼業は次男が継ぐことになります。私も「もしかもしか、あんにゃ」の三男ですから、世間ではよくある話です。

 さて、「摩訶不思議」と言えば、私の長兄は生まれて間もなく左手のひじに、関節炎を発症して手術を受けたそうです。そのため、左腕の曲げ伸ばしができない障がいが残りました。長兄は生まれつき身体が丈夫ではなかったのでしょう。満1歳を迎えることなく亡くなりました。母は手が不自由な兄を不憫に思い、あの世でつらい思いをさせまいと、手術痕を隠すように菅谷不動尊のお守りを左ひじに添えて、埋葬したそうです。

 その後、兄と姉が生まれ、私が三男として生を受けました。不思議なことに、私は左ひじに長兄の「手術痕」と同じような傷をもって生まれました。今でも、くっきりと「手術痕」があります。母は助産師さんに私の左腕が不自由かどうか尋ね、「心配ない」との声に安堵したそうです。そして、「お前は兄の生まれ変わりかもしれない。だから、運がいい子だ」と言って、人生の節目節目に私の背中を押してくれたものです。

 私はそのことは気にも留めず生きてきました。ところが、跡取りとして育った兄が身上を別に構え、結果として私が跡取りになり、「もしかしたら、本当に長兄の生まれ変わりではないか」と、兄姉(きょうだい)3人で話しています。

 昨年、倉庫の片付けの最中にガラスが左手に刺さり、知覚神経を切断する傷を負いましたが、これが利き腕の右手だったらと考えると身震いがします。振り返ってみれば、運が良かったとしか言いようがない事象があった気がします。常に長兄が私を守ってくれているのかもしれません。息子の縁談の話からいささか横道にそれましたが、世の中には科学では解き明かせない「摩訶不思議」なことがあるものです。

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