新発田市水道事業アセットマネジメントを作成しました

中長期的な更新需要見通しの作成

昭和3年の給水開始以来、市勢の発展や水需要の増加に対応するため、浄水場や管路などの多くの施設を整備・拡充し、今日まで安心・安全でおいしい水道水の安定供給に努めてきました。しかしながら、これまでに取得してきた膨大な資産である上水道施設は、順次老朽化が進んでいく状況にあり、今後、多くの施設が一斉に更新時期を迎え、多額の更新費用が必要になってくる見込みです。

一方、財政面においては、給水人口の減少や節水機器の普及などの要因から水需要は減少傾向にあり、水道料金の伸びは見込めない状況にあることから、今後の上水道事業の経営環境はますます厳しくなると予測しています。

このような状況の中、厚生労働省では平成21年7月に「水道事業におけるアセットマネジメント（資産管理）に関する手引き」を作成し、全国の水道事業者に対してアセットマネジメントの実施を促しました。

新発田市水道局では、平成29年度に新発田市簡易水道事業を経営統合し、新発田市から多くの資産を引き継いだことに伴い、既存資産の中長期的な更新需要を把握するために「新発田市水道事業アセットマネジメント」を作成しました。

老朽化施設の更新及び更新財源の確保は最重要課題であると捉え、このアセットマネジメントの結果を基礎資料とし、今後の更新計画及び水道料金水準を検討していきます。

アセットマネジメントとは

日常点検や修繕などにより施設を適正に維持管理する中で、中長期的な更新需要見通しや財政見通しを作成するとともに、事業を実施するための各種計画等に活かしていくなど、資産を総合的に管理する手法のことです。

添付ファイル

• 新発田市水道事業アセットマネジメント （PDF 639.0KB）