平成15年4月 屋根工事
土居葺(どいぶき)(昔名:とんとん、とんとん葺)

- 使用材料:椹(さわら)の赤身勝(多少白身あり)の手割板
(木羽板)長さ30センチメートル×厚さ3ミリメートル - 椹(さわら)の木:外観は杉に似ている常緑針葉 高木のひのき属)
- 椹(さわら)の木を長さ30センチメートルの丸太切りにして、その材より長鉈(ながなた)で正目で厚さ3ミリメートルの薄い板を手作業で作る。年輪と年輪の間が少し凹み、万が一水が漏れた場合その凹が雨樋の役目をして水を流してくれます。
- 材質の特徴としては、乾裂少、割裂しやすく、水湿に耐える。

- 今回は本瓦葺の下地としての土居葺を行っていますが、竹釘を口いっぱいにほおばり左手で木羽板を押さえ右手の金槌(かなづち)で切れ間なく作業しています。
- 現在では土居葺材入手が難しく、高価なので一般住宅ではアスファルトルーフィングで代用して瓦の下地として施工しています。


辰巳櫓上層屋根の瓦桟打付け状況


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