生産者に憧れて、新発田へ 夢であった農業が現実に

ページ番号1006327  更新日 平成30年3月29日

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新発田は温かな土地柄 多くの人に助けられて今がある

イチゴ農家 荻野敦史さん

写真:荻野敦史さん

 「農業をやりたい」と漠然と思ったのだという。具体的に計画があったわけではないが、奥さまに話すと「いいんじゃない」と一言。その言葉に力を得て、夢の実現に向けて動き出した。

 出身は九州の福岡市。父親は会社員という農業とはまったく無縁の環境で育ったが、東京勤めを経て、ふと土に触れて作物を育てる暮らしに憧れを抱く。奥さまが新潟市出身だったこともあり、その縁を頼って新発田へ。県庁などで情報を集め、国の青年就農給付金制度を活用して就農。2年間、農家での研修を受けた後、新潟が誇るブランドイチゴ「越後姫」の栽培を始めた。

写真:荻野敦史さん

 「イチゴはとても繊細な作物。信念を持って栽培するようにと研修でお世話になった師匠から教わりました」。日々の温度管理や換気、水や肥料の流し方が、その後のイチゴの生育に関わってくるという。収穫期は、日の出とともに作業をスタート。収穫、パック詰め、出荷を毎日繰り返す。「とにかく教わったことを忠実にやるだけです。そうすれば、イチゴにも伝わると思います」という言葉からは、専業のイチゴ農家としての自負が伝わってくる。

 市内のアパートでふたりのお子さまと奥さまとの4人暮らし。「住みやすいまちだなあと最初から感じました。あまりごみごみしていない一方で、スーパーや店が多く買い物にも便利ですね」と満足そうだ。「農業を始めるにあたり悔しい思いもいっぱいしましたが、いろいろな方に助けていただき感謝しています。新発田だからここまでやれたんじゃないかな。夢だった農業でイチゴと向き合う日々は、本当に幸せです。『良いイチゴを作ること』という師匠の言葉を胸に、一生、新発田でイチゴを作っていきます。」

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