オーガニックSHIBATAプロジェクトとは
近年、さまざまな課題を抱える「農業」。「農業」を安定的かつ持続可能な産業とするため、「有機農業」に着目し、高付加価値化や環境負荷低減を目指した取り組みを行っているのが「オーガニックSHIBATAプロジェクト」です。
オーガニックSHIBATAプロジェクトでは、「有機米の産地形成」、「付加価値の高い特産品・加工品づくり」、「海外販路拡大による輸出の促進」という3つの取組を柱に「オーガニック」をキーワードとして、農業と商工業、観光業の連携によるブランドストーリーの構築を目指しています。
この3つの事業は、それぞれがミッション達成に向けて動くだけではなく、有機米の産地形成が特産品・加工品づくりの原材料としてつながり、そして特産品・加工品が輸出を通じた販売につながり、輸出から更なる販路や需要の拡大が生まれる、と全ての事業の連携により、「食の循環によるまちづくり」を産業的に具現化するという狙いのもとに取組を進めています。
有機米の産地形成
「有機米の産地形成」では、「新発田版有機農業モデル」の構築による有機米の産地づくりを進めています。
【新発田版有機農業モデルとは…】
人口減少や高齢化などの課題を抱え、離農や農地の荒廃が懸念される中山間地域において、「農薬飛散などの影響を受けにくい」という特有の立地条件を活かし、有機農業のモデルケースとして、以下の取組により、「稼げる農業」の確立を目指すものです。
- 有機米の輸出
- 地域おこし協力隊を活用した新たな担い手の確保
- スマート農業を駆使した生産性の向上と高付加価値化
- 市有機資源センターの堆肥の活用
- 有機JAS認証取得
- 産学官の連携による課題解決
有機米の産地づくりに向け、令和4年4月に、新発田市有機農業産地づくり推進協議会を設立しました。
協議会では、有機米生産者へ除草機の購入支援や有機JAS認証取得支援などを実施しております。
支援内容の詳細については、農林水産課生産振興係(電話 0254-33-3108)へお問い合わせください。
付加価値の高い特産品・加工品づくり
「付加価値の高い特産品・加工品づくり」では、有機米を原料とした加工品(日本酒や米菓など)の製造や低糖質商品の開発など、健康志向の消費者に向けたブランディングにより、海外市場の要望に応えられる商材づくりを行っています。
オーガニックSHIBATAプロジェクト参加事業者へ、低糖質商品など健康志向な商品をはじめ、消費者の嗜好に合わせてリブランディングする商品を開発するための原材料費・包装するパッケージ開発費・改良費などに対する支援を行っています。
支援内容の詳細については、商工振興課商業・まちなか振興係(電話 0254-28-9650)へお問い合わせください。
また、新たな販路を開拓するため、市外、県外に向けた販促活動にも取り組んでいます。
海外販路拡大による 輸出の促進
「海外販路拡大による 輸出の促進」では、米輸出事業で構築した海外事業者とのコネクションを活かし、海外でのプロモーション活動により、米のみならず、新発田牛や日本酒など、市の特産品を海外へ積極的に売り込んでいきます。
特に米の輸出に関しては、令和6年度現在、海外6都市へ300tほどの新発田産米を輸出しており、品質が良い日本産米の需要の高さを実感しています。
また、欧米諸国においては健康志向が高い傾向から、オーガニック米の需要も高く、海外へのオーガニック米の輸出は今後も増加していくことが期待されます。
持続可能な農業を目指すには、オーガニック米の生産量を増やすだけでなく、出口戦略も必須です。オーガニックSHIBATAプロジェクトを通じて、世界のマーケットを見据えた農業経営を推進し、経営の安定化を目指します。
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このページに関するお問い合わせ
農林水産課生産振興係
〒959-2415 新潟県新発田市住田510番地 加治川庁舎1階
電話番号:0254-33-3108 ファクス番号:0254-33-3930
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