令和5年度新発田市食育実態調査の結果をお知らせします

ページ番号1024723  更新日 令和6年4月10日

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令和5年度食育実態調査結果報告

 新発田市では、平成20年度から市内の全小中学校において市オリジナルの食育プランである「食とみどりの新発田っ子プラン」に取り組んでいます。

 「食とみどりの新発田っ子プラン」は「食の循環によるまちづくり」の概念に基づき、「育てる」→「作る」→「食べる」→「返す」→「育てる」という「食のサイクル」を子どもたち自身が日常生活において意識し実践することにより、自立に向けた「生きる力」を身に付け、将来の新発田市を担う人材を育成することを目的としています。

 このプランでは、子どもの成長段階に応じた取組目標が設定されており、小学6年生までに「一人で弁当を作れる子ども」、中学3年生までに「一人で小煮物のある夕食1食分を作れる子ども」を目標としています。

 食育実態調査は、本取組の成果や課題を把握し、次年度の取組につなげるため、市内の全小学6年生と中学3年生を対象に毎年アンケート調査を行っているもので、この度、令和5年度の調査結果がまとまりましたのでお知らせします。

調査結果の概要

『育てる(栽培)』

 小学6年生の「育てる(栽培)」に関わる設問の数値が、昨年度に比べて全て上がっていました。しばたの心継承プロジェクトをはじめ、これまでの学習や活動を通して地域の食や農に興味・関心が高まっていることが伺えます。

『作る(料理)』

 小学6年生の「一人で弁当を作ることができる」割合が減少しましたが、中学3年生の「一人で小煮物を作ることができる」割合は増加しました。小学校の調理実習に関しては、ほとんどの学校で弁当作りを再開したものの、感染のリスクに配慮し、調理する品数を減らしたり、実習時間を短くするなどの対応をとりました。今年度は結果に結びつきませんでしたが、次年度はできるだけコロナ禍前の方法に戻し、調理実習を通して子どもたちに一人で弁当を完成させるイメージをもたせ、実際の弁当作りにつなげられるような支援をしていく必要があります。中学校の小煮物作りの調理実習に関しては、地域の食生活改善推進委員への調理指導協力を再開した学校が多く、近くで教えてもらいながらの調理が結果に結びついたと考えられます。

『食べる』

 「朝食を毎日食べている」割合は、調査開始時から下降傾向にありましたが、下げ止まりの兆しが見られます。朝食を食べない理由としては、「食欲がない」や「食べる時間がない」が多かったです。朝食を食べる習慣を身に付けることは基本的な生活習慣の形成にもつながることから、引き続き「早寝・早起き・朝ごはん」の指導を行っていく必要があります。特に、保護者の朝食摂取状況は子どもへの影響力が大きいことから、「朝食の大切さ」について、家庭にも発信し続けていく必要があります。

「家族のおとなと一緒に食事をしている」「主食・主菜・副菜がそろった食事をしている」「食事がいつも楽しい」「いただきます、ごちそうさまのあいさつをいつもしている」割合は昨年度に引き続き、数値の上昇が見られました。「共食(誰かと一緒に食事をすること)」がバランスのとれた食事や楽しい食事、食事マナーの習得につながっていることが伺えます。

『返す(リサイクル)』

 小学6年生・中学3年生ともに「食物を残すことがもったいない」「食物を残さないことや生ごみをリサイクルすることは、自然環境を守るために大切だと思う」割合が増加しました。近年、SDGs(持続可能な開発目標)に関する情報を見聞きすることが増え、子どもたちの意識にも変化が出てきたのではないかと考えられます。

『生活習慣』

 就寝時刻が年々遅くなっており、生活時間の夜型化が不定愁訴をもつ児童生徒の増加にもつながっていると考えられます。対策の一つとして、前述のとおり、「朝食摂取」の指導を続けて行く必要があります。

小煮物作り

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